先生の講義


そこへ高校生だった私も、伯母に誘われて一緒に参加。
高校二年生になる夏休みのことでした。
当時の私は、一〇代のお年頃だったこともあり、
断食をしてダイエットになればいいかな、くらいの軽い気持ちで、
伯母に勧められるまま一緒に参加したのです。

それでも、初めて聞く先生の講義は、ユーモアを交えた語り口の中にも、
先生の医師としての信念-何とかして難しい病気を断食や少食によって
治したいという熱い思いが伝わってきて、たいへん感動したのを覚えています。